母が要介護になったことで、実家の食事サポートに何ができるかなと頭を悩ませていたところ、奥さんが図書館から本を借りてきてくれました。
管理栄養士で料理研究家であられる、検見﨑聡美さんの書かれた「親が喜ぶごはんを冷凍で作りましょう」から学びます。
冷凍ごはんのメリット
できたての食事を届けることができるのが理想的かなと思って試してみたのですが、生活の時間帯が異なると無理が生じてしまい、長続きさせるのが難しいと感じました。
指定難病も患っている母は夕食後2時間をおいてから寝る前に飲む薬があるので、我が家の時間帯に夕食を合わせてしまうと就寝時間がずいぶんと遅くなってしまいます。
作り置きのおかずは妹が試してくれたのですが、日持ちの期間や食べ忘れ・食べ残しの問題もありまして、こちらもしっくりきませんでした。
冷凍ご飯のメリット
- 日持ちがする
- 食べたいときに食べることができる
- 余分に作ったものを冷凍するだけで手間が少ない
本で紹介されているレシピは冷凍して1ヶ月の賞味期限がありました。
これだけ期間があれば親の食べたいと思う日に食べることができますので、食べる時期を強要せずに済むのがありがたいです。
食が細くなり量も多くは欲しないので、我が家の普段の食事を少し余分に作って冷凍しておけば充分だったりします。
これならば改めて調理をする手間が省けて助かりますし、続けることができそうです。
冷凍ごはんのポイント
ここからは本に紹介されていたポイントを備忘録として残します。
シニア世代が意識したい栄養
- たんぱく質
- 減塩
70歳以上に必要な1日のたんぱく質量は、男性で60g、女性で50gで、肉や魚なら250〜300gを食べる計算になるそうです。
減塩で美味しく作るコツは、
①うまみ・・・出汁の味を効かせる(顆粒や粉末のものは食塩無添加のタイプを選ぶ)
②酸味・・・酢や柑橘類を利用
③香り・・・ハーブやカレー粉などの香辛料を使う
冷凍に向く食材・向かない食材
冷凍に向く食材
- 肉
- ごはん、パン
- スープ、卵焼き
- 魚
- 水分が少ない野菜
冷凍に向かない食材
- 水分や繊維質が多い食材
- レタス、きゅうりなど
- じゃがいも
- もやし
- 大根
- 小松菜、ほうれんそう
- とうふ
- ゆで卵
食べやすさの工夫
- 1食分の食べきりサイズにする
- かみにくいものは細かく刻む
- 竹串や箸が刺せるかたさが目安
- とろみで飲み込みやすく
容器選び
- 基本はコンテナ型
- 汁物はファスナー付きの保存袋
- ごはんはラップで包む
コンテナ型の容器は、プラスチックで透明か半透明で中身が見えると分かりやすい。
冷凍ができて、蓋をしたまま電子レンジで加熱できるものがオススメ。
作り置きのポイント
- 冷ます
- 消毒する
- 賞味期限を書く
- 食べきりサイズにする
あたたかい料理は室温になるまで完全に冷ます。
消毒は食品用アルコールを吹きかけて乾くまでおく。
容器を拭く場合はキッチンペーパーを使う。
ふきんは意外に雑菌が多いそうです。
いつまでに食べることができるか日付を必ず明記する。
1食分ずつ小分けにして冷凍する。
食べる分だけ解凍できるので無駄が出ない。
ということで、さっそく容器を購入してみました。
100均のSeriaさんで蓋をしたままレンジに掛けられる容器がありましたよ。
ひとまず準備ができましたので、気になる献立から試してみたいと思います。